沖縄 宮古島に残る神歌と古謡。唄い継ぐ人々の深淵なるドキュメンタリー。
老婆(おばあ)たちが神歌を唄う時、不思議な懐かしさが全ての人々の心を打つ。魂のありか“ミャーク(宮古島)”への旅。
●タイトル
スケッチ・オブ・ミャーク
●発売・販売元
マクザム
●発売日
2013年8月30日
●品番・価格
MX-500S ¥4,000+税
●規格
カラー/16:9 ビスタ/片面1層/本編 104分+特典 約7分/音声:1.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・ステレオ〉 2.オリジナル日本語〈ドルビー・デジタル・5.1chサラウンド〉
特典:劇場パンフレット縮刷版封入、予告編2種([1]宮古上映バージョン [2]劇場予告バージョン)収録
●製作年・国
2011年・日本
●ジャンル
ドキュメンタリー
●権利元
(C)Koichi Onishi 2011
●キャスト・スタッフ
出演:久保田麻琴、長崎トヨ、高良マツ、村山キヨ、盛島宏、友利サダ、本村キミ、ハーニーズ佐良浜、浜川春子、譜久島雄太、宮国ヒデ、狩俣ヒデ、嵩原清 ほか
製作・監督・撮影・録音・編集:大西功一『とどかずの町で』
原案・監修・整音:久保田麻琴
●解説
鳴り止まない拍手と歓声―第64回ロカルノ国際映画祭〈批評家週間賞 審査員スペシャル・メンション2011〉を受賞!今まさに失われようとしている古来から唄い継がれてきた歌と、それを伝える人々の姿を記録した鮮烈なドキュメンタリー!!
沖縄県宮古島には、沖縄民謡とは異なる、知られざる歌がある。「古謡(アーグ)」と「神歌(かみうた)」がそれだ。厳しい暮らしや神への信仰などから生まれた歌は、宮古諸島に点在する村々でひっそりと唄い継がれ、特に“御嶽(うたき)”と呼ばれる霊場での神事で唄われる「神歌」は、喜びと畏敬の念をもって、何世紀にもわたり口伝されてきた。全ては音楽家の久保田麻琴が宮古島でこうした歌に出会い、この貴重な歌たちが絶滅の危機に瀕していることを知ったことから始まる。本作は、歌を唄い継ぐ人々の暮らしを追うなかで、神と自然への畏れ、そして生きることの希望を見出したドキュメンタリーである。
神事の火は数世紀にもわたって人から人へと受け継がれ、神女(ツカサンマ)たちは、生きることへの願いと共に「神歌」を捧げる。90歳を超えた老婆たちが東京へと渡り、コンサートホールを埋め尽くした観客を前に力を振り絞って「神歌」を唄う。監督の大西功一は、秘められた島の神事を追い、生きることと信仰と歌がひとつだった時代を知る老人たちと寄り添い、いまだ原初の生の姿が残る奇跡の島・ミャークを鮮やかに投影した。沖縄県宮古島―ミャーク。これほどまでに豊かな世界があったことへの衝撃、そして不思議な懐かしさがわたしたちの胸を打つ。
本作は、スイスで毎年8月に開催されるロカルノ国際映画祭で、グランプリに次ぐ“批評家週間賞 審査員スペシャル・メンション2011”に輝く快挙を達成。日本全国で劇場公開・自主上映されて大きな反響を呼んだが、中でも渋谷アップリンクでは3ヶ月間にも及ぶ異例の超ロングラン上映となった。
●セールス・ポイント
・沖縄県宮古島に残る「古謡(アーグ)」と「神歌(かみうた)」――失われつつある歌と、それを唄い継ぐ人々の姿を記録した鮮烈にして貴重なドキュメンタリー!
・東京都写真美術館ホールを皮切りに全国劇場公開!各地で大いなる反響を巻き起こし、渋谷アップリンクでは3か月に及ぶ異例のロングラン上映となった話題作!!
・私はミャークの老人たちが羨ましい。
小さくても、こんなに完全で幸せな世界を持っているのだ。
汚れた世の中なんて気にかけたこともないだろう。
彼らの表情を見て、このイカしたファンクを聞けば判る。
ミャークはきっと最高のところだろう。賭けてもいいよ。
――ライ・クーダー(音楽家/『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』)
◆第64回 ロカルノ国際映画祭 批評家週間部門〈批評家週間賞 審査員スペシャル・メンション2011〉 受賞
◆第17回 函館港イルミナシオン映画祭2011年 正式招待
◆第16回 ゆふいん文化・記録映画祭 正式招待