緑の牢獄[DVD]

MX-697S

4,400円(税400円)

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劇場公開作品

台湾注目の異才、『海の彼方』の黄インイク監督最新作!
秘境の島、忘却の炭鉱。越境者は、なぜこの地にとどまったのか…。
南の果て、西表島に生きた台湾人女性のアンサクセス・ストーリー!

●タイトル
緑の牢獄

●発売・販売元
マクザム

●発売日
2022年7月29日(金)

●品番・価格
MX-697S ¥4,400(税込)

●規格
カラー/16:9 LB/片面1層/本編 101分+特典/字幕:1.日本語字幕/音声:1.オリジナル日本語・台湾語〈ドルビー・デジタル・5.1chサラウンド〉
特典映像:短編映画『草原の焔』、劇場予告編|封入特典:解説書

●製作年・国
2021年・日本・台湾・フランス

●ジャンル
ドキュメンタリー

●権利元
© 2021 Moolin Films, Ltd. & Moolin Production, Co., Ltd.

●スタッフ
監督・プロデューサー・編集:黄インイク『海の彼方』
共同プロデューサー:山上徹二郎『明日をへぐる』、アニー・オハヨン・デケル『Odoriko』、ファヒッド・ヘッカラ
撮影:中谷駿吾『海の彼方』
音楽:トマ・フォゲンヌ『越年 Lovers』
編集:ヴァレヒエ・ピコ『パリ・オペラ座のすべて』、ホー・モンシェー(何孟學)

●解説
台湾から沖縄・西表島に渡って80余年。1人の女性の人生から浮かび上がる、家族の記憶と忘れ去られた炭鉱の知られざる歴史とは…。台湾の異才・黄インイク監督、『海の彼方』に続く長編ドキュメンタリー映画、第二弾!
琉球弧の南端に位置する、熱帯林に囲まれた西表島。希少な動植物が生息し、近年は世界自然遺産登録で盛り上がる“秘境の島”には、人知れず眠る巨大な炭鉱があった。明治19年から第二次大戦後の一時期までの60年余り、島の西部に存在する炭層での採炭が行われていた。その労働環境の過酷さから悪名が高かった西表炭鉱だが、廃坑となって久しい現在、忘れられた記憶となりつつある。
カメラは、西表島に住む1人の女性が迎えた人生の“最期”に寄り添う。廃坑を無秩序に覆う緑、そこを住処とするイノシシの群れ、そして廃坑を見つめる90歳の女性・橋間良子。10歳で父に台湾から連れられ、人生のほとんどをこの島で過ごした彼女は、たった1人で誰もいない家を守る。眠れない夜には、忘れたくても捨てられない記憶たち――島を出て音信不通となった子ども、炭鉱の暗い過去、父への問いかけ――が彼女を襲う。希望、怒り、不安、そして後悔――彼女が人生最期に放つ静かな輝きが、この一作に凝縮される。
本作は、沖縄を拠点として活動する黄インイク監督が七年間の歳月を費やした渾身のドキュメンタリー映画である。前作『海の彼方』に続き、植民地時代の台湾から八重山諸島に移住した“越境者”たちと、その現在を横断的に描く「狂山之海」シリーズの第二弾となる『緑の牢獄』は、企画段階で既にベルリン国際映画祭、ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭の企画部門に入選するなど、大きな話題を振りまいた。
DVD化にあたり、特典映像として短篇映画『草原の焔』を収録、劇場用パンフレットの内容を抜粋した解説書を封入する。

●黄インイク監督メッセージ
「記憶」と「時間」は、今でも私がドキュメンタリーを制作するにあたり軸となっています。本作は、主人公が88歳から92歳で亡くなるまでの人生を4年かけて記録し、歴史調査に数年、ドラマの再現に1年、編集・ポストプロダクションにもう1年、計7年の歳月をかけて完成させました。
撮影の始まりを振り返ると、そこには島の端にある古びて不思議な空気をまとった家で、おばあさんをいつも同じ場所から見つめていた自分の姿が思い出されます。彼女の記憶や喪失感、経験した悲しみや喜びをいつもそこから想像していました。
私は、大きな歴史の中に埋もれる個人的な歴史に焦点を当てます。その上で沖縄がもつ特殊な近代史を遡り、彼女がこの帝国と植民地の辺境で経験したトラウマや、「移民」としての台湾と日本の間の感情的な絡み合い、常に「部外者」として生きた傷跡が、ほどけない結び目になっていることを見つめ続けました。

●セールス・ポイント
▶“秘境”に眠る炭鉱の知られざる歴史と年老いた“越境者”の80余年の記憶――。『海の彼方』の黄インイク監督が7年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー!!
▶台湾“Openbook好書奨”を受賞した「緑の牢獄」書籍版も好評発売中!! 「緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶」(黄インイク 著/黒木夏兒 訳 五月書房新社 刊)

●コメント
歴史から追放され、置き去りにされた人たちが、歴史の証人となる。――四方田犬彦(映画誌・比較文学研究家)
この映画は、過酷な土地の記憶を刻んだ記録であると同時に、「故郷」から切り離された人々の物語でもある。――安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

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